薪割りのある暮らし - 2015.2.12
九州というと南国というイメージをお持ちかもしれませんが、大分では冬は大変寒く雪も降りますし、山のほうではスキーもできたりします。じつは我が家では主暖房は薪ストーブが担っています。寒がりの自分は大変重宝しています。今回はその薪ストーブに関する話題です。
といっても薪ストーブのよさについて私が長々と述べることはしません。「薪ストーブは三度暖まる」と言われています。
- 最初は薪割りで暖まり (暑いくらいです)
- 次に火を入れて家が暖まり (ポカポカ)
- 最後は家族が集まってきて心が温まる (そーだとうれしいですね)
薪ストーブを使うとなると当然冬の週末は薪割りが日課になります。そこで活躍するのが昔ながらの斧です。私は2年ほど前からスウェーデンのグレンスフォシュ・ブルークスというメーカーのものを主に使用しています。とても使いやすく気に入っています。このメーカーの斧のヘッドには写真のようにイニシャルが刻印されています。これは一人の熟練職人が最初から最後まで責任を持って1本の斧を作った証しだそうです。私の斧に刻まれているのは"A.M."なので2011年から新たに斧職人に加わったアンデゼ・マグヌソンという方のようです。(ありがとうございます、いい斧です!)
九州瑞穂ではエンドミル、カッター、金型等の超硬素材を製作しているのでその面でもなんとなく親しみを感じます。弊社では製品に刻印は打てませんが(超硬は刻印を打つには硬すぎます!)ISOで管理した各工程の検査記録が品質についての責任の証しになっていると確信しつつ会社で仕事に励み、週末には見たことがない工場、会ったことがない職人さんに思いを馳せながら薪割りに励んでいます。
長岡新也