得意とする技術
当社の親会社瑞穂工業は、昭和19年創業以来、数少ない粉末原料からの超硬一貫メーカーとして、超硬工具、各種超硬金型の製造を続け、独自の技術を基盤にして研鑽を重ねて参りました。
超硬工具は過去において、焼入鋼やハイスなどの特殊鋼を超硬に転換するという方向で発展してきました。この間加工方法の革新、新素材の登場によりいっそう耐摩耗、耐衝撃性に優れたものとなり、近年はIC関連産業の急激な伸展、アジア諸国の経済発展などもあってその需要は益々増加の傾向にあります。
当社はこのような時代の流れの中で長年に亘り培ってきた瑞穂工業の粉末冶金製造技術、精密金型加工技術を受け継いだ上、新素材の開発とさらなるハイレベルの加工技術の確立に挑戦しつつ、個々のユーザーニーズに適応する製品を作り出すことを使命と考え精進しております。
自社開発製品
昭和20年代は伸線用ダイスを、昭和30年代から40年にかけてはヘッダーダイスを主な生産品目としていた親会社瑞穂工業の技術を受け継いだ当社ですが、最近では、FA化の進展に伴い長時間無人運転時の高い信頼性、加工技術の高精度が求められており、皆様のこういったご要望にお応えするため工夫を重ね生産品目を増加しながら現在にいたっております。
ベストロイの超硬工具や金型を使用して作られた製品は、電子機器、電気機器、産業機器、建設機械、自動車船舶、食器具、家庭用品などの多くの分野にわたって使用されております。今後もさらにお客様のご要望を汲み取り研鑽を重ね、新しい製品を生み出して参ります。
製品の具体例
| 電気通信分野 | 電磁材用粉末プレス金型、ICリードフレーム金型、半導体用超硬金型、等 |
| 車両関連分野 | 車輌部品用冷間鍛造、熱間プレス用各種金型、粉末成形ダイス用金型、等 |
| 産業機器分野 | 各種プレス金型、刃物類、特殊チップ、各種ブレード、各種パンチ類、連続打ち抜き金型、等 |
| 鉄工分野 | 超硬ロール、冷間成形ダイス、ヘッダーダイス、各種異形ダイス、等 |
| 鉱山土木分野 | トリアマント、アース・オーガ・ビット、ボーリングチップ、ドリルチップ、ノズル、等 |
